公務員の嗜み

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公務員の資産運用やライフハック、趣味などについての雑記ブログです。

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個別株式を買ってみよう

 今夜の話題は、資産運用脱初心者講座、個別株式を買ってみよう、です。

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個別株式を買ってみよう



〇この記事を読んでほしい方

・応援したい企業がある方

・これから成長すると思っている会社がある方

ETF投資信託を持っている方

 

〇目次

・株式を買ってみよう

・個別株式投資のメリット、デメリット

・個別株式の具体的な買い方手順

・個別株式で資産運用して思ったこと

 

・株式を買ってみよう

 資産運用、と聞いて一番初めに思い浮かぶものとして、株式投資があると思います。株式投資といえば値下がりが怖い、大儲けできるなど様々なイメージを持たれる方がいらっしゃいます。確かに私の持っている個別株式の中には、銘柄コード8105堀田丸正(株)は2017年に買ってから-45.96%も値下がりしているものもありますし、逆に銘柄コード2928RIZAPグループ(株)は2015年(当時は健康コーポレーションという会社でした)に買ってから534.48%値上がりしているものもあります。トータルでは約19%の含み益がある状態です。個別で見ると半値近くなったり、6倍以上になったりしていますが平均でならすと意外と現実的な数字になってきます。

 

・個別株式投資のメリット、デメリット

 個別株式のメリットは①集中投資できること②利益確定、損切が細かくできること③自分の好きな会社に直接投資できること④株主優待を受け取れること⑤投資コストを0にできることがあげられます。

 まず①集中投資できることについては、たとえば私が持っている銘柄コード2928RIZAPグループ(株)に2015年に100万円集中投資していれば、含み益は500万円以上になります。こういった爆発力は投資信託ETFにはない魅力でしょう。資産が少ないうちは集中投資をすべきとの意見もよく目にします。たしかに100万円が投資信託で5%の利率で運用できたとしても5万円の利益にしかなりません。お小遣いを増やすくらいの目的であれば十分かもしれませんが、可能な限り早くFIREを目指したり、短期間に大きな利益を得ることは投資信託や、ETFでは難しいです。

 次に②利益確定、損切が細かくできることは投資を継続していく上で非常に重要です。私はズボラなので年に1回程度、個別株の事業や財務状況を点検して売買をします。そんなズボラ投資でも、個別株では、事業に見切りをつけた会社や、財務状況が悪化したり割高な会社は売却し、魅力的な事業を展開している会社や割安で放置されている会社の株式を購入したりと小回りが利きます。これが、投資信託ETFでは構成する株式の状況が悪化しても、トータルでのリターンがどうなるかを考えて放置するか丸ごと売買するかといった大雑把な取引しかできません。

 また③自分の好きな会社に直接投資できること、については、例えばゲームが好きな方なら任天堂ソニーの株式を買ったり、車が好きな方はトヨタやホンダの株式を買ったり、といった買い方ができます。これは私としては結構、理にかなっていると思っています。自分の好きなものの情報というのは自然とアンテナを張っていて、任天堂のスイッチが発売された!これは売れる!と思えば、任天堂の株を買うことで自分の目論見通りスイッチが爆発的なヒットとなり売上高、営業利益が上がって株価は上昇し、大きな利益が期待できます。好きこそものの上手なれ、といいますが、株式についても自分な好きな分野の会社情報は自然と目や耳に入ってくるもの、そこから自分なりの予想を立てることもできるので個別株初心者には自分の興味のある業界への投資は非常に面白いと思います。

 さらに④株主優待を受け取れること、については、日本株ならではの楽しみ方の一つで、ありだと思っています。株主優待を通じてその会社の製品やサービスを知ったり、生活必需品を株主優待でゲットしたり、楽しみは人それぞれです。株主優待目当てで株式を購入すると、それほど株価の上下に振り回されなくなるのもメリットだと思います。

 最後に⑤投資コストを0にできること、については証券会社によっては一定額まで株式の売買手数料が0円という会社があります。これを利用することで、投資にかかるコストを0円にすることができます。これは買付手数料が0円(ノーロード)でも信託報酬が発生する投資信託では不可能なことですね。極論、日経225に採用されている株式をすべて買うことができれば、信託報酬0円で日経225の投資信託と同じ運用成績を得ることができます。

 逆にデメリットは①会社の事業や財務状況などの目利きが必要②分散投資には大きな資産が必要③値動きが激しいといったところでしょうか。

 まず①会社の事業や財務状況などの目利きが必要、は個別株投資をするうえで最も大きなハードルではないでしょうか。事業がうまくいくかは正確な予想は誰にもできませんし、財務状況を知るには、財務諸表の最低限の見方を勉強しなければなりません。これにかかる時間は馬鹿にはできません。私が投資初心者に投資信託ETFを勧める第一の理由がこれです。逆に、そういった勉強が苦にならない方は個別株投資は非常に有力な投資先候補となります。

 つぎに②分散投資には大きな資産が必要、については、メリット①集中投資ができることと表裏一体ですが、いくつもの銘柄に分散投資をしようと思ったら、かなりの資金が必要です。集中投資をしたい投資初期は個別株式、分散投資をしたくなったら、投資信託ETFといった買い方もできます。(私はこの買い方をしました)

 ③値動きが激しい、については、メリットにもデメリットにもなるのですが、例えば、私が持っている銘柄コード2928RIZAPグループ(株)に2015年に集中投資をしていれば6倍になりますが、日経225に投資していたら2015年始まり値16,850円に対し29,270円(2021年10月26日現在)と1.7倍にしかなりません。逆もまたしかりで、一つの銘柄しか買っていなければ、株価が半分になったら、資産も半分になってしまいますが、日経225を買っていた場合は225種類の株の1銘柄が半値になっただけですので、影響は軽微です。株価は毎日変動するので、これが気になって本業に支障をきたしてしまったら、これは一番のデメリットになりますね。

 

・個別株式の具体的な買い方手順

 ①ネット銀行とネット証券口座に口座を開きましょう。そして、確定申告が面倒な方は証券会社に口座を開設する際は特定口座、源泉徴収ありにするのをお忘れずに。

 ②ネット銀行に入金してネット証券に資金を振り込みましょう。ネット銀行は多くのコンビニなどで設置されているATMから入金することができます。最初は10万円もあれば十分でしょう。次にネット証券にログインしてネット銀行から資金を入金しましょう。多くのネット銀行からネット証券への入金は手数料無料で、購入資金に即時反映されます。

 ③好きな株式を選んで購入しましょう。ここは完全に自己責任の世界になってしまいます。しかし銘柄選びは、株式投資の肝であると同時に醍醐味でもあります。自分の好きな会社に投資をするもよし、事業や財務状況をじっくりと見て投資をするもよし。絶対に儲かる銘柄というのはありませんが、自分の応援したい企業の株を買えるというのは、個別株投資ならではの楽しみといえるでしょう。

 

・個別株式で資産運用して思ったこと

 私の最初の資産運用は日本の個別株からでした。PERやPBR、財務諸表など、数字好きの私は毎日楽しく勉強するとともに、それを実践してキャピタルゲインインカムゲインを得られるのは非常にいい趣味であったとおもいます。株主優待狙いの投資もやってみましたが、使いきれないほどの優待品にまみれたので、今はやっていません。正直、勉強にかけた時間に対するリターンは投資信託や、ETFに比べコスパは悪いですが趣味としての勉強した時間はとても楽しいものでした。あくまで自己責任になりますが、数字や、好きな会社がある方は個別株投資は楽しいですよ。

 

 今夜はこの辺で。ではではー。

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