公務員の嗜み

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公務員の資産運用やライフハック、趣味などについての雑記ブログです。

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公務員が投資をする一番のメリット

 今夜の話題は公務員が投資をする一番のメリットについてです。

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投資でお金を増やそう



〇この記事を読んでほしい方

・投資に興味はあるけど踏み出せない公務員の方

・貯金さえあれば安心だと思っている方

 

〇目次

・投資をする一番のメリット

・公務員が持っている一番大きな資産とインフレ、デフレについて

・コロナショックによる株価上昇

・リスク(不確実性)に備えるには

・公務員はどう行動したらいいのか

 

・投資をする一番のメリット

 キャピタルゲイン(売買による値上がり益)やインカムゲイン(配当などによる利益)を得られることを一番のメリットと考えられる方が多いと思いますが、私はそれを一番のメリットであるとは考えていません。投資をすることで得られるメリットの一番は、リスクヘッジになる資産を持つことができるという点だと私は考えています。

 株式は価格が上下するから、むしろリスクは大きくなるんじゃないの?って考える方、鋭いです。それはある一面においては正解なのですが、私の考え方はちょっと違います。次の項以降で、私の考え方についてご説明していきたいと思います。

 

・公務員が持っている一番大きな資産とインフレ、デフレについて

 私たち公務員が持っている資産で一番大きなものは何でしょう?

 車?持ち家?預貯金?

 私はそのどれとも違う、ほとんどの公務員にとっての最も大きな資産は、立場と時間であると思っています。

 ??となっている方もいるかと思いますので、解説すると、公務員というよほどのことがない限りクビにならず、給料の安定した立場であり、それを使って現金を稼ぎ続けることのできる時間であると私は考えています。例えば年収600万円で40歳の公務員の方がいるとします。給料がこれ以上上がらなかったとしても、法律違反などを犯したりしてクビにならない限り、真面目にコツコツ働いていれば、少なくともあと20年間(定年が延長されればもっと)この給料をもらい続けることができます。600万円×20年=1億2,000万円もの資産を持っているということです。さらに退職金(定年まで勤めあげれば給料の48か月分くらいもらえるとして約2,400万円)も合わせれば、1億4,400万円ものお金を手に入れる権利を持っているということです。

 これは現代社会において非常に強い資産で、インフレ(お金の価値が下がること)にもデフレ(お金の価値が上がること)にも強い最強の資産であると思っています。インフレになれば、お金の価値が下がるので、より多くの給料がもらえるでしょうし、デフレになったとしても公務員の給料はほとんど下がらず、歴史的に見て現状維持がいいところではないでしょうか。この現金を稼ぎつつけられる、という特殊な資産は、株式の価格などと違って、目には見えにくいですが非常に大きなパワーを秘めています。

 しかしながら、コロナショック以降の世界的な金融緩和の中で、現金の持つ価値は相対的に下がっています。

 

・金融緩和による株価上昇と金融引き締めによる下降

 これはどういうことかというと、例えば、あなたの1か月の給料が30万円だったとします。これに対して買いたい株の価格が10万円だったとすると、1か月働けば3株の株式を買うことができます。しかし次の年あなたの給料が40万円に上がったとして、金融緩和の影響を受けて株価が20万円に上がっていた場合、買える株は2株になってしまいます。給料が上がっているのに買える株数は少なくなってしまいました。計算を楽にするためにかなり極端な例を出しましたが、1年で2倍程度になることは株式の世界では普通にあり得ることです。逆もまたしかり、1年で株価が半分になることもざらにあります。前述の例でいえば、給料が40万円で、株価は5万円なので8株も買うことができるようになりました。日本で、円だけで暮らしていると見落としがちですが、お金の価値が相対的に上下することは日常茶飯事なのです。

 

・リスク(不確実性)に備えるには

 前述の株価を日常の生活費に変えてみると恐ろしいですね。物価は株価に比べて、緩やかにしか変化しませんが、それでも、例えば車に乗っている人ならガソリン価格はしょっちゅう変わっていることは肌身で感じているでしょう。モノの価格は需要と供給で成り立っています。野菜の値段が高騰している、なんてのもニュースで見たりします。これは天候不順などにより野菜の収穫量が落ち込んだりすると需要に供給が追い付いていなくて価格が上がる=現金の価値が下がっているということができるのです。そう考えると現金の価値が下がる(インフレ)のも上がる(デフレ)のも身近なリスク(不確実性)であると認識できるのではないでしょうか。

 このリスクに備えるための一つの方法が、投資だと私は考えています。

 現在のように金融緩和で、現金の価値がずんずん下がっている場面では、株式をはじめとした現金以外の資産を買っておけば、その価格は上がり、自分の持つ資産の目減りを抑えることができますし、デフレの場面では株価などは下がっていきますが、前述した現金を稼ぐ力の価値は上がりますから、それをカバーすることができます。

 

・公務員はどう行動したらいいのか

 さて、現金以外の資産を持つことが、インフレやデフレのリスクを軽減してくれることが分かった今、我々公務員はどう行動するべきでしょうか。これには正解は存在しません。すべて自己責任の世界になってしまいます。こう言ってしまうと身も蓋もありませんし、このブログを読む価値も激減してしまいますね。

 そこで、私が実践している方法とその考え方を解説して、本記事の締めとしたいと思います。

 まず、現金以外の資産を持つ。これはここまで説明してきたことで、その必要性は理解していただけたかと思います。ではどのくらいの現金以外の資産を持つべきか、という問いの答えの一つとして、生活防衛資金(生きていくために必要な最低限のお金)を残したすべてを資産運用に回す、ということを私は実行しています。具体的には1年分の生活費を約300万円と見積もって、それ以外のお金はすべて、不動産や株式、投資信託などを買っています。少し極端だと思われる方も多いでしょう。しかしながら、我々には立場と時間という最強の現金を生み出す力があると説明してきました。1億4,400万円以上の現金を持っていたら、1,000万円でも5,000万円でも1億円でも現金以外の資産を持っておくことはリスクヘッジとなると私は考えています。

 いかがだったでしょうか。最後の私の投資行動については賛否両論あることは承知の上、考え方を示させていただきました。皆さんも自分の生活スタイルに合った投資行動をとって、人生を豊かなものにしていただけたらと思います。

 

 今夜はこの辺で、ではではー。

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