公務員の嗜み

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公務員の資産運用やライフハック、趣味などについての雑記ブログです。

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投資信託を買ってみよう

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投資信託を買ってみよう


 今夜の話題は、資産運用超初心者講座、投資信託を買ってみよう、です。

 

〇この記事を読んでほしい方

・銀行預金(普通・定期)しか運用先のない方

・もっと期待利率の高い資産運用をしてみたい方

・何で資産運用していいかわからない方

 

〇目次

・資産運用初心者には投資信託がおすすめ!

投資信託の種類

・実際に投資信託を実際に買うおススメの手順

投資信託で資産運用してみて思ったこと

 

・資産運用初心者には投資信託がおすすめ!

 資産運用、と言って皆さんが一番最初に思い浮かぶのは何でしょうか。株式やFX、最近では暗号資産と答える方もいるかもしれません。

 しかし、株式で資産運用をするには買おうとしている会社の事業や財務状況を調べる必要があり、その会社の事業が今後どうなっていくかを予測するのは非常に困難で、PERやPBR、ROEなどといった財務状況を知るための専門用語を勉強して、1社1社調べていく必要があります。

 FXについても同様にその国の政治・経済情勢や政策金利など調べることがたくさんあります。暗号資産に至っては、そもそもほんとうに暗号資産自体に価値があるのか、ということを考えなければなりません。そして玉石混合の暗号資産の中から投資対象を見つけなければならないうえ、値動きが非常に激しいため、初心者が安易に手を出すことはおススメできません。

 さらに言ってしまうと、FXや暗号資産で得られた利益は確定申告(20万円以下の利益であれば確定申告は不要ですが、住民税の納付は必要です)が必要なうえ、税金が非常に高いです。FXや暗号資産取引の所得は雑所得になります。FXや暗号資産を取引している人は、毎年1〜12月の取引記録を確認し、確定申告する必要があります。取引で利益が出た場合は税金を払わなければなりませんが、確定申告にかかる勉強と手間は馬鹿になりません。そしてFXや暗号資産で得られた利益の最高税率は45%です。大きなリスクにさらしてやっと得た利益の45%が税金で持っていかれてはたまりませんね。

 では投資信託はどうか、というと税率は20.315%でさらに特定口座、源泉徴収ありの口座を選んでおけば確定申告の必要もありません。あとは、様々な投資対象から、自分が将来のびる、と思う分野の投資信託を買うだけです。代表的なものとしては、米国株や全世界株、債券、REITコモディティ(商品)などに投資する投資信託があります。個人的な考えにはなりますが、投資信託に関しては、個別株のようにPERなどの指標を分析するよりも、過去の値動きから自分が許容できるリスクとリターンをはかりにかけて、買っていけばいいと思います。

 また投資信託は比較的低額から購入することが可能です。2021年10月9日現在の価格で比較していくと、たとえば、私も保有するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は一口17,085 円で、購入時申込手数料は無料です。S&P500に採用されていて私たちになじみの深いアマゾンの株価は一株3,288.62ドルです。1ドル=112.23円ですので、369,081円です。実際にアマゾンに投資しようとしたら、海外に証券口座を開設(ここが一番ハードルが高いでしょう)し、円をドルに換えて為替手数料もろもろのコストを支払ってやっと購入することができます。これをS&P500に採用されている銘柄すべてに投資しようと思ったらいくら必要になるのかは想像したくもありません。

 

投資信託の種類

 ①インデックスファンド:比較的低コストで効率的に市場平均のリターンが取れるという分かりやすさが特徴です。組入銘柄は、基本的には指数の構成銘柄と同一となり、銘柄の調査や分析といった手間がかからず低コストで運営することができるため、手数料(運用管理費用)も低く抑えることができます。

 ②アクティブファンド:指数(インデックス)を上回る成績を収めることを目的として、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロフェッショナルが投資判断をしています。ファンドマネージャーは、企業取材等を通して様々な企業を調査・分析することで組入銘柄を決定しています。
 株式市場においては、その企業の価値が適切に評価されておらず、その評価の見直しが見込める企業も存在します。多くの企業の中から、こうした企業を選別して投資を行っていくのがアクティブファンドの特徴です。

 この二つのうちどちらがおすすめか、と言われれば、私は①インデックスファンドを推します。理由は単純明快、運用にかかるコストが低いからです。運用コストは投資成績に対して明確なマイナスです。株価を正確に予測することはいくら投資のプロフェッショナルでもできませんが、運用コストは明確に示されています。先ほども書いたeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬率(年率、税込)は、0.0968%以内(2021年4月末時点)です。比較的有名なアクティブファンドであるひふみ投信の信託報酬は1.078%(税込)です。約10倍も違いますね。もちろんアクティブファンドが悪いわけではなく、指数(インデックス)を上回る成績を収める可能性もあるので、アクティブファンドを買うメリットが大きいと考える方がいるのは自然なことだと思います。

 

・実際に投資信託を実際に買うおススメの手順

 さて、これまでで投資信託を買うことのメリットはご理解いただけたかと思いますので、具体的にどのようにして投資信託を買うかについて説明していきたいと思います。  

 ①ネット銀行とネット証券口座に口座を開きましょう。投資信託は対面型の証券会社はもちろん、銀行でも、郵便局でも買うことができます。しかし、お金を預ける以上、他人(私も含めて)におススメされるがままに買うというのは非常に危険です。また、対面型ということは、それはどこかで人件費(コスト)として上乗せされています。例えば、日本人になじみの深い、同じTOPIX連動型インデックスファンドを例にとってみると、ゆうちょ銀行で販売されているつみたて日本株式(TOPIX)は信託報酬が年率0.198%です。一方ネットで買えるeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は信託報酬が0.154%です。信託報酬が1.25倍です。どうせなら投資にかかるコスト(信託報酬など)は安い方がいいですよね。そして、証券会社に口座を開設する際は特定口座、源泉徴収ありにするのをお忘れずに。

 ②ネット銀行に入金してネット証券に資金を振り込みましょう。ネット銀行は多くのコンビニなどで設置されているATMから入金することができます。最初は10万円もあれば十分でしょう。次にネット証券にログインしてネット銀行から資金を入金しましょう。多くのネット銀行からネット証券への入金は手数料無料で、購入資金に即時反映されます。

 ③好きな投資信託を選んで購入しましょう。ここは完全に自己責任の世界になってしまいます。あくまで参考程度に、私が買っている投資信託をさらすと、先ほども紹介したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。理由は投資にかかるコスト(信託報酬率や取引手数料)が低いこと、今後も成長が期待できるアメリカの優良な企業の集まりであるS&P500に投資するファンドであることです。

 

投資信託で資産運用してみて思ったこと

 私の最初の資産運用は日本の個別株からでした。もちろんその時に学んだPERやPBR、財務諸表の見方などは今でも役立っています。が、投資初心者にこれをお勧めするかと言われれば、答えはNOです。勉強にかかる時間のわりに得られるリターンは投資信託との差が小さいからです。これも経験談になりますが、投資信託で資産運用を始めてから投資にかかる時間は劇的に減りました。なにせ、企業分析が必要ないのですから。自分の投資方針に合った投資信託を見つけることができれば、あとは放っておくだけでよい、というのは大きなメリットです。

 

 今日はこの辺で。ではではー。

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