公務員の嗜み

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生命保険を解約しよう

 今夜の話題は、生命保険を解約しよう、です。

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生命保険本当に必要?



〇この記事を読んでほしい方

・たくさんの保険に入っている方

・これから保険に入ろうと思っている方

 

〇目次

・生命保険を解約しました

・生命保険になぜ入るのか

・不幸のギャンブルから抜け出そう

・入るべき保険と距離を置くべき保険

 

・生命保険を解約しました

 皆さんは生命保険に入っていますか?ある調べでは、男性では81.1%、女性では82.9%、世帯加入率は89.8%、医療保険では加入率93.6%の方が保険に加入しているそうです。生命保険というと、病気やケガなど、万一の備えとして入っておけば安心というイメージでしょうか。しかし”各種保険について”で書いた通り、保険に入ったからと言って、病気やけがにならないわけではありません。事故や火事が起こらないわけではありません。ただ、それが起こった時にお金がもらえるだけです。お金がもらえるだけ、ということは保険も一種の金融商品です。では、金融商品としてみた場合、生命保険は入るに値する商品なのか、を考えていきましょう。

 私の加入していた生命保険の骨子は、65歳まで死亡・高度障害時に一時金600万円と140万円/年(約11万円/月)の年金10回が受け取れ、要介護状態・認知症になった時には同じく140万円/年の年金10回が受け取れるほか、80歳まで3大成人病や5つの重度慢性疾患にかかった時に300万円、けがや病気で入院した際に日額6,000円、がんや所定の成人病で入院した際に日額10,000円、先進医療を受けた際に通算500万円まで保証されるなどの内容でした。正直、私が欲しかったのは65歳まで死亡・高度障害時に一時金600万円と140万円/年の年金10回が受け取れ、要介護状態・認知症になった時には同じく140万円/年の年金10回が受け取れるという部分だけ、要は収入保障だったのですが、収入保障だけの加入はできなかったため、入院などの保証も付随して入ったという状況でした。保険料は月額11,552円/月でした。

 一方で現在の私の収入はといえば、本業である公務員としての給料のほかに、不動産収入が約15万円/月(約180万円/年)ある状況です。収入保障の額を不動産収入が上回ています。これなら、万が一働けない状況になったとしても、収入保障に頼ることなく、生活することができそうです。不動産収入は波がありますが、8室のアパートで4室空室の状態なのでこれより少なくなることはあまりなさそうに思えます(詳しくは”不動産の収益改善を目指して”や別記事で書いていく予定です)。医療保険については、”各種保険について”で書いた通り、日本の手厚い健康保険のもとではそうそう困窮した場面には出くわすことはないでしょう。この考えのもと、私は生命保険を解約することとしました。

 

・生命保険になぜ入るのか

 そもそもなぜ生命保険に入るのかを考えるとき、たとえば自分が10億円持っていたら死亡時に保険金2,000万円がもらえる生命保険に入る人はいないでしょう。

 ただ漠然と、自分が入院したら、要介護になったら、死んだら不安だ、という考えで入ることはおススメしません。きちんと自分がどういう状況に陥った際に、いくら必要で、そのためにどんな保険に入るべきかを考えなければなりません。またある調べでは、世帯の普通死亡保険金額は平均2,027万円とのこと。私の死亡・高度障害時に一時金600万円と140万円/年の年金10回が受け取れるように設定した根拠はこの金額です。高度障害や要介護状態あるいは死亡してしまったとき、残された家族に一時金600万円と140万円×10年=1,400万円があれば生活を立て直すことが可能ではないかと考えての金額設定でした。しかし、現在は、貯蓄と不動産収入で生命保険を超える財産を家族に残すことが可能となったため、生命保険は解約することとしました。

 

・不幸のギャンブルから抜け出そう

 保険と宝くじなどのギャンブルは感情論を抜きにすると非常に似ています。宝くじは抽選で当選者が決まりますが、保険の場合には死亡や病気、事故のような偶然の不幸が発生し、保険金という名の賞金が支払われます。そして共通点がもう一つ、宝くじと保険に共通するのは、多くの人たちの払う宝くじ代や保険料から賞金や保険金が払われる仕組みだ、ということです。”各種保険について”に書いた通り、保険は損をする確率が非常に高いこともギャンブルと共通しています。宝くじは約50%、保険はおおよそ30~60%がまず手数料として差し引かれ、残りが賞金や保険金として分配される仕組みだそうです。都心に保険会社の名を冠したビルが立ち並び、TVCMで生命保険がバンバン流れていることからも保険会社に必要以上に不安を掻き立てられ、不要な保険に入ることが多いことははかり知ることができるでしょう。

 

・入るべき保険と距離を置くべき保険

 さらにある調査では、世帯年間払込保険料は平均37.1万円とされている一方で、不足している生命保険知識は「どういった保障が必要なのか」が42.3%とされ、多くの方が自分にどれだけの保障が必要なのかはわからない状態で、漫然と(あるいは生命保険会社に勧められるままに)多額の保険料を支払っていることがうかがい知れます。

 では、私が入るべきと考えている保険と近寄らないようにしたい保険について、まず、入るべきと考えている保険としては

①死亡保険(若くて子育てなどに費用が掛かる方、掛け捨て型)

自動車保険(バイク保険、自転車保険を含む、対人対物無制限、車両保険なし)

③火災保険

④就業不能保険

があります。起こる確率は低いけど起こった時に重篤なリスクを抱えるものですね。

 一方で私が近寄らないようにしたい保険は

①学資保険

がん保険

介護保険

があります。日本では生活上、どうしても必要とされる保障は社会保険で手当されています。ですから、それ以上の保障は基本的に必要ありません。それでも心配ならば、その分は貯金またはつみたてNISAなどの投資で対応すべきです。

 皆様も、自分に必要な保険について考え、不要な保険から抜け出して、資産を増やして不幸のギャンブルが必要ないくらいの蓄財ができることを祈っています。

 

 今夜はこの辺で。ではではー。

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